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レビュー

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色々想像しながら聴くと
By kizkiz(2010/10/30)

笛楽器の生演奏有りのメロディアスな民族系。全曲インスト
ブックレットには簡単なストーリーが載っているので読みながら聴くとグッド。

よくある精霊や神を感じさせるファンタジーで重厚な民族系ではなく、良い意味で「軽い」。広大な風景から自然に出てきた音楽のよう。
クロノクロスに通じる美しいメロディがたまりません。

メロディはスケールの大きい大自然を感じさせるけど、
リズムは主人公の旅する女の子の動き、よもや感情といった小さなことを感じさてくれます。

ゆったりしたリズムは旅立ちの歩みを、軽快なテンポは笑顔で走る少女を、連続的なスネアは丘を駆け上がる脚を、ノーリズムははじめての風景をキョロキョロと見回す視線を。

純粋に楽曲として良さはもちろんのこと、色々想像しながら聴くと面白いCDです。


旅はいいものだ
By borozo(2010/09/16)

Whisper Recordsさんの5曲入りインストミニアルバム。

澄みきった青空のもと、広々とした草原や海原を旅しているかのような、さわやかなケルト音楽です。
ゲーム音楽的な味わいのある、ちょっぴり哀愁のこもったメロディもやはり健在。
「Seaside Line」のメロディなんかは油断してるとちょっとウルっと来ちゃいますし。

特にお気に入りは最後の「On Board(with memories)」。
帰りの船の上で旅の思い出をしみじみ振り返りつつ、
ようし明日からの日常もがんばって生きていこう!って感じのポジティブさに満ちていて、
なんだか聴いてるこちらにも元気が湧いてくるような曲です。

期待と不安を胸に旅に出て、さまざまな非日常に触れて、
旅を終えて日常に戻ってきたとき、ちょっぴり成長した自分がそこにいる。
物語性のある音楽を得意とするWhisper Recordsですが、
本作を旅の経験を通した主人公の「成長物語」と捉えると、
これもまた実に「らしい」作品に仕上っているんじゃないかと思います。

民族音楽好きのみなさんはとりあえず聴きましょう。
そんでこれをプレイヤーに突っ込んで、さあ旅に繰り出しましょう。