アフロディテのレビュー

”ロック”なアルバム

user:kizkiz
エレクトロポップがトレードマークだったmatiereさんがcroukaさんと組んで送り出して世に送り出した”ロック”なアルバム。
matiereさんはボーカルとしては参加せず(コーラスでは参加)メインボーカルは池田奨さんが担っている、と変則的な制作体制。

オルタナティブロックとサイトにあるように、同人音楽主流のハードロックやメタルとはちょっと違い、重いリフをしっかりと聴かせるタイプの楽曲。そこに池田奨さんの力強い歌声が乗っかりカッコイイ仕上がりになっています。

ちょいV系の匂いもするけど、病的な空気やナヨナヨとした感じは無いのでV系が苦手な人でもいけそう。
どっちかというとヘヴィロックが好きな人が気に入るのではないでしょうか。

matiereさんが書き出すメロディはキャッチーさは弱いものの、しっかりしたギターリフと絡むと魅力的に聴こえる。
直接的な攻撃性はそこまで強烈ではないけど、ロックとポップのバランスが絶妙です。

曲によってはデス声やラップが飛び出したりもして面白い作品です。
ロック好きなら聴いておいて損は無い!